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アーモンドミルクとは

アーモンドミルクの歴史

古代から食されていた
アーモンド

アーモンドの原産はアジア西南部から中国の天山山脈にかけた地域。ギリシャ神話や旧約聖書にたびたび登場することから、古くから貴重な食べ物であったことがうかがえます。アーモンドの薬効については、古くは1世紀頃のギリシャの本草書(植物図鑑)に整腸作用の記述が見られます。中国では明の時代に咳止めとして、日本では江戸時代の書物に「(たん)の薬」として紹介されています。

(イメージ)古代から食されていたアーモンド

中世から欧州で使われていたアーモンドミルク

アーモンドはローマ時代に地中海沿岸に伝わったと考えられます。中世のヨーロッパでは、キリスト教徒が宗教上の理由で肉や乳製品の摂取が禁じられた四旬節に、牛乳の代わりにアーモンドミルクを飲んだり料理に使ったりしていました。アーモンドミルクをゼラチンで固めたブラマンジェは、今でもイタリアで四旬節に食べる伝統が残っています。

※2017年の四旬節は3/1〜4/14です。

ブラマンジェ

モーツァルトとアーモンドミルク

中世の修道院で生まれたアーモンドミルクは、ヨーロッパ貴族のスープとして登場していましたが、モーツァルトの時代には清涼飲料としてカフェで提供されるようになりました。モーツァルトがザルツブルグで足しげく通ったカフェシュタイナー(現在の名はトマッセリ)では、アーモンドミルクが人気のメニューでした。当時のレシピは、アーモンドに水を少量ずつ加えながら細かくつぶし、その濾液に砂糖を加えて十分冷やしてから、香りづけにダイダイの花びらを浮かせたそうです。

現代でもアーモンドミルクは、欧米では牛乳に代わるヘルシーな植物性飲料として人気です。すっきりとして飲みやすいアーモンドミルクは、子どもからお年寄りまで家族で親しまれています。

(イメージ)モーツァルト

米国では飲みやすくておいしい
アーモンドミルクが人気に

アメリカやヨーロッパでは、アーモンドミルクはとてもポピュラーな飲みものです。中世ヨーロッパでは、キリスト教徒が肉や乳製品を控える四旬節の期間に牛乳の代わりにアーモンドミルクを飲んでいました。そのまま飲むほかにも、料理やお菓子の材料としてアーモンドミルクがよく用いられています。

アメリカではオートミールやシリアル、スムージーなど、よく乳製品を消費する食文化です。健康意識や菜食主義など、なんらかの理由で牛乳を飲まない人のために代替飲料も豊富で、従来は長く豆乳が大きなシェアを占め続け、ほかにもアーモンドミルクやライスミルクなどもスーパーに並んでいます。

ここ数年では特に、健康意識の高まりや菜食ブームの到来に伴い、こういった「植物性ミルク」の市場が活性化しています。特に成長著しいのがアーモンドミルク。2015年までの過去5年間で250%増、市場規模は8億9460万ドルと急伸。いまや、豆乳に代わって植物性ミルクの定番となっています。

米国における2015年の植物性ミルク市場売上

(グラフ)米国における2015年の植物性ミルク市場売上

出典:Nielsen,AOD 52 weeks ending 12/26/15

セレブやモデルも
アーモンドミルクを愛飲!

低脂肪ミルクや豆乳に加えて、ヘルスコンシャスなセレブやモデルもアーモンドミルクを愛飲しています。彼女たちは美を保つ食事法としてスムージーやコールドプレスジュースなどを取り入れていますが、その際、豆乳や低脂肪ミルクの代わりに人気なのがアーモンドミルクなのです。低カロリーだからダイエットにも効果的、しかもビタミンEとミネラルが豊富なので美肌効果も期待できるアーモンドミルク。美容に敏感な女性たちに人気です。

(イメージ)セレブやモデルもアーモンドミルクを愛飲!

アメリカではコーヒーに入れる牛乳の代わりにアーモンドミルクを選べる

従来は牛乳の代用品として豆乳が中心でしたが、近年、アーモンドミルクを選択できるカフェが増加。レギュラーコーヒーをはじめ、ラテやカプチーノなどにアーモンドミルクをリクエストできます。アメリカの大手コーヒーチェーン店のスターバックスでも、2016年より牛乳の代わりにアーモンドミルクを選べるようになりました。
またアーモンドミルクを使ったスムージーやスイーツを提供するヘルスコンシャスな店舗も増えているようです。

(イメージ)アメリカではコーヒーに入れる牛乳の代わりにアーモンドミルクを選べる