アーモンドミルクの特長
アーモンドミルクは牛乳ではない
アーモンドミルクは、家庭で作る場合は水に浸したアーモンドをミキサーなどで細かく砕いた細片を漉した飲料です※。乳白色をしていて「アーモンドの入った牛乳?」と思う人もいるかもしれませんが、原料はアーモンドと水からなる植物性飲料。美容と健康に良いといわれるアーモンドの栄養素をまるごと摂れるヘルシーな飲料なのです。
アーモンドミルクの作り方
アーモンドミルクの作り方ムービー
材料
- 生のアーモンド:1カップ(ローストアーモンドでも可)
- 水:2カップ(浸しておく水以外)
- 塩:ひとつまみ
- お好みでバニラエッセンスやシナモンなど
- 1. 水につける
- 生アーモンドは一晩から二晩、水につけておく。二晩ほどつけておくとより濃いアーモンドミルクになる(皮がむけやすくなっている状態まで漬け込む)。
- 2. ざるに上げる
- 水につけておいたアーモンドをざるにあげる。
- 3. アーモンドの皮をむく
- アーモンドの皮をむく。皮をむくことで出来上がりが滑らかになる。
- 4. ミキサーで攪拌する
- ミキサーに材料を入れ、1〜2分攪拌する(なめらかに、きめが細かくなるまで攪拌する)。
- 5. 濾し、絞る
- ガーゼまたはさらしで濾し、絞る。
- 6. 出来上がり
- 飲む前にふって混ぜると良い。冷蔵で2−3日で飲みきる。ローストアーモンドを使用した場合は5日ほど。
牛乳と比較して低カロリー、
低糖質、コレステロールゼロ
アーモンドミルクの特長は、牛乳と比較して低カロリー、低糖質、コレステロールゼロのヘルシーな点。
牛乳の脂肪分が気になる人やダイエット志向の人が、アーモンドミルクを積極的にとっているのはこのためです。
また、乳糖やグルテンを含まないので、これらの物質に過敏な人や不耐症の人も安心して飲むことができます。
アーモンドミルク (砂糖不使用) |
牛乳 (普通牛乳) |
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エネルギー (カロリー) |
39kcal | 128kcal |
糖質 | 0.9g | 10.1g |
コレステロール | 0mg | 25mg |
コップ1杯(200ml)あたり
キレイとヘルシーをかなえる
栄養素がたっぷり
「天然のサプリメント」とも呼ばれるアーモンドには、ビタミンやミネラル、食物繊維などが豊富に含まれています。なかでも注目すべきは、若返りのビタミンとも呼ばれるビタミンE。強力な抗酸化作用で老化の予防に役立ち、美容と健康の強い味方になってくれます。また、腸内環境を整え、デトックス作用もある食物繊維もたっぷり。さらに、便秘の解消や、生活習慣病の予防効果も期待されているオレイン酸も豊富です。
アーモンドの栄養成分(100gあたり)
- カロリー609kcal ビタミンE30.0mg ビタミンB21.06mg ナイアシン3.6mg
- カリウム760mg カルシウム250mg マグネシウム290mg リン460mg
- 鉄3.6mg 亜鉛3.6mg 銅1.17mg マンガン2.45mg
- 食物繊維10.1g 脂肪酸49.68g オレイン酸34.0g リノール酸12.0g
アーモンドに含まれる
特長的な成分含有量
アーモンドミルクは
液状だから粒より吸収が良い
体にうれしい栄養素がたっぷり含まれるアーモンドですが、細かく砕いてアーモンドミルクとして摂取したほうが、そのまま食べるよりも吸収率がよくなります。
植物の細胞には細胞膜の周りに硬い細胞壁があります。アーモンドの栄養素は細胞の中にあり、硬い細胞壁を砕いて壊すことで、中の栄養素を十分に吸収することができるのです。アーモンドの形状による脂肪酸の溶け出し量の違いを見てみると、細かく砕いたアーモンドは、そのままのアーモンドより2倍以上消化がよいことが示されています。
アーモンドの粒は硬くてよく噛まなければいけませんが、アーモンドミルクなら、噛むのが苦手な小さな子どもやお年寄りにもおすすめです。
アーモンドの形状別の脂肪酸の溶出量